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© isahaya - inoue dental clinic

みなさま、こんにちは。歯科衛生士の野田です。10月も半ば過ぎて、やっと秋🍁らしくなってまいりましたね。運動の秋、読書の秋、行楽の秋、など秋は昔から楽しみがいっぱいですが、食いしん坊の私は、やっぱりダントツ食欲の秋です!(^^)!(笑)
みなさん、美味しく食べていますか?

さて、先日とても興味深い話を聞きました。

【日本小児歯科学会】というところが、ちょっと前ですが2018年に、『日本人の乳歯萌出時期』『日本人の永久歯萌出時期』についての大調査をされたそうです。それが今、ちょっとした話題になっているようです。

その調査とは、
《赤ちゃんの歯(乳歯)がいつ生えるか?大人の歯(永久歯)がどんな順番でいつ生えてくるのか?3万9000人を対象とした大調査だったそうです。

その前の調査は昭和の終わり1988年だったそうなので、なんと❢❢30年ぶりだったようです。
『何だか変だぞ!何か変わってきてないか??』との声が、あちこちの小児歯科の先生方から聞かれるようになったために行われたようです。

その調査で、先生方の予感が見事に的中!!驚き(゚д゚)!の結果が!!でました。

その①
初めて生える赤ちゃんの歯、だいたい下の前歯なのですが、30年前は生後7~8か月頃が多いとされていましたが、今回の調査では、生後5~6か月・・・と初めての乳歯の萌出が2か月ほど早まっていることがわかりました。
赤ちゃんは日々刻々とものすごく成長しますから、赤ちゃんの頃の2か月の違いというのは、とっても大きなことだと思いませんか!
でも、最後の奥歯(第二乳臼歯 E)が萌出して全20本の乳歯が生え揃う時期は、30年前よりいくらか遅くなっているそうなのです。

その②
初めて生える永久歯ですが、長らく、『まずは下の6歳臼歯(第一大臼歯)で、次に下の前歯が生えかわるの順が多い』とされていました。

ところが今回の調査では、6歳臼歯が生える前に、前歯が先に生えかわったというお子さんが、なんと❕7割にも上ったそうです

この2つの調査結果を見て言えることは、
前歯は生えるのが早くなり、奥歯は生えるのがゆっくりになった・・・ということ。
一体、何が起こっているのでしょうか?
皆さんは、どう思われますか?たかが歯の生え方なんて大した問題ではないでしょ!って感じですかね?

今の人間に進化するまでに、人類はアウストラロピテクス、ネアンデルタール人、ホモサピエンスなどの祖先がいました、社会で習いましたね。
誰が調べてくれたか、永久歯の生える順番は
文献によると、カタカナ文字の人類の時代、数百万年前からずーっと、6歳臼歯から生える!ってことが定説で、今回の、『永久歯の前歯が6歳臼歯より早く生える』という現象は、人類史上、初めてのことなのだそうです。

数百万年起きてこなかった変化が、この30年でひっくり返って起こった!!ってことなりますね。スゴイ!!ことだと思いませんか\(◎o◎)/!

昭和生まれの私も、確かに思います。この30年で日本の子供たちは、変わったと。
確かにアゴがシューっとした小顔になり、足がスラ~っと長くなりましたよね。食べる物も生活環境もこの30年で大きく変ったと思います。美味しいものも簡単に手に入るようになりました。おもちゃも遊びも機器をつかって高度になっていますね。
体の使い方も姿勢も変わってきて当然なのかも。お口の中にも変化があっても不思議ではないかもですよね。
こうやって生活環境に影響されて、遺伝子🧬というものは少しずつが変異していくのかもしれませんね。

大昔の人類は、木の実🌰や獣の肉🐗などを食べていました。たとえ火を使って加工したとしても、しっかりと噛み、咀嚼しないと栄養として消化できません。強靭な奥歯は、生きていくために必要な武器であったことでしょう。

今は、どうでしょう。子どもたちの好きな食事は、ハンバーグ🍔や麺類🍜、オムライス・・・奥歯でよく噛む必要のある噛み応えのある食事って、どれだけ食べているでしょうか。それどころか、美味しい食べ物の評価として、【やわらかい】ってことが代名詞となっていませんか?

TVの食レポでも、『お口に入れるとスーッと溶けるようです💛』『噛まなくても食べられるくらい柔らかいお肉で美味しいです』と言っていますよね。

大昔と言わなくても、数十年前と比較しても、噛みくだくための奥歯って、段々、働かなくてもよくなってきていませんか?だから、奥歯が生えるのが遅くなった・・・と今回の調査結果につながるわけではありませんが、

必要のないものは淘汰されていくと考えると、
いずれ『歯』なんてものは奥歯から順番に無くなっていくのではないかと・・・このままでいいのだろうか・・・・と、この情報を知って私はとても心配になりました。

かくいう私も、昭和の終わり頃に歯科衛生士デビューをした一人です。やはり私も感じています、変化を。
確かにむし歯は少なくなりました。これは、お母さまたちの仕上げ磨きと教育、歯磨き剤のフッ化物効果のお陰かな・・と、私は考えています。

逆に増えたなぁ、と感じているのが、
あるべき歯が先天的にない子、2本の歯がくっついて1本となっている歯(癒合歯)がある子、奥歯がなかなか生えてこない子、中学生になっても乳歯が永久歯に生えかわっていない子。お口が小さくて、乳歯の時から歯並びが悪い子。・・・などです。

《食》は、毎日毎日行われる行為で、生きるためには絶対必要なことです。
《食》に限らず、遊び、運動、姿勢、呼吸などなどの日常の生活習慣が、未来の人類の進化?、ありようによっては退化かも?、に影響しているとしたら、今回の調査の結果もその影響かもしれないとしたら、と考えたら、
未来につながっている私たちの責任ってとても重い、と思うのです。考えすぎですかね~~(>_<)

何だか今日は、とっても重たい話になってしまって、ご勘弁を!!<m(__)m>
私たちが見ることのできないずっーとずーっと先の未来の人類に、どうか歯がちゃんとありますように!✨と祈って、私のブログを終わります。

急に寒くなってきましたので、皆さん、お風邪を召されませんようにお気をつけくださいね。
さて、書き終わったので、ホッと一息、今から今が旬のサクサク美味しいジューシーな梨をいただきまーす!!😋

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