矯正を担当しております 井上春奈です。
12月に入り寒さも日毎に増してきました。
空気も乾燥して、インフルエンザやノロウィルスも猛威をふるっております。
みなさま体調管理には十分お気をつけくださいね。
さて、私は10月から『姿勢咬合セミナー』という勉強会に参加しております。
姿勢咬合という考え方の生みの親である、川邉研次先生のお話を直接聞いてきました。
おっぱいを飲むという行為や、抱っこの仕方、抱っこひもの選び方など、
子どもの健やかな成長のためには、美しい歯はならびを獲得するためには、0歳児からさまざまな指導が必要なこと・・・
目からウロコな情報が満載でした。
小さなお子さまと一緒にご来院いただく患者さまが多いので、
ご興味のあられる方はぜひお声掛けくださいね。
年明けから0歳児からはじめる予防歯科についてパンフレット等もご用意していく予定です。
お子さまの歯ならび治療を当院で受けていらっしゃる方は、こんなフレーズを呪文のように聞いているかもしれません。
『こんにちは!』 『背中ピンッ!』 『お目めパチッ!』 『お口を閉じてお鼻でしっかり息しよう!』
姿勢と呼吸と歯ならびは、実は切っても切れない縁なのです。
成人のかたの矯正は、すでに乱れて病的になったお口の状態を治すことがメインですが、
子どもの矯正は、より良い状態にお口も身体も成長発育させるという意味合いがとても強いのです。
もっと言えば、それができなければ、あまり矯正治療をしている意味はありません。
そのため、なんだか歯ならびには関係ないんじゃない?というようなことも、よくよくお話をさせていただいております。
大きな声であいさつできて、ピンと背筋が伸びて、しっかり鼻呼吸ができて、瞳がキラキラ輝く子
それを実現できれば、お子さまに大きな歯ならびの問題は起こりませんし、大変な治療になることもありません。
わたくしの商売あがったりですが・・・。
子どもたちは塾や部活で歯医者に行く時間がないという声もよく聞きます。
ちょっと考え方を変えてみませんか?
歯医者さんは “病気の治療” だけするところではないんです。
美しい笑顔で、生涯健康に生きるための教育を受ける “塾” でもあるんです。
歯を大事にすること、歯と全身の健康について学ぶことは、健やかな毎日と未来に必ずつながります。
歯医者さんの塾に通って、お父さん、お母さん、子供たちがそれぞれ正しい知識をもつことは、
最大の病気の予防につながるのではないかと思います。
当院の塾講師はみんな優しいですからご安心くださいね。