みなさん、こんにちは!
院長の井上です。早いもので1月に入り新しい年になりましたね!今年も1年どうぞよろしくお願いします。
さて、先週の11日の土曜日は、当院はお休みをいただき、スタッフ4名と副院長は福岡で姿勢咬合セミナー3か月コースに参加しており、私は別に災害対策研修会を受講しておりました。
開業して2年目くらいから、諫早市の警察嘱託医としてお手伝いをさせていただいており、毎年受けている研修会になります。
最近は大雨による災害や地震災害など大規模災害が全国で起こっており、諫早市でも起こる可能性は十分にあります。災害が起こったときに、歯科医師としてどう動くべきか、どのような準備を行う必要があるかなどを学ぶ機会になります。また、歯牙による個人識別検案の方法の復習も行っております。
今回特に勉強なったのが、トリアージの方法です。大規模災害の時は医師や看護師だけではなく、歯科医師の私でもトリアージを行うことができ、私たちが1次トリアージを行うことで、医師や看護師が治療に時間を費やせるため、すごく助けになることがわかりました。黒、赤、黄、緑のグループに素早く分けるために見るべきポイント、実習などを行いました。本来災害は起こってほしくないことですが、もし起こった場合は今回のことを発揮してお手伝いができればいいなと思っております。
もう一つの研修内容は、歯牙個人識別検案のための準備についてです。
様々なところで事故は起こります。海や川や山など場所も様々です。いつ起こるかもわかりません。
身元が特定できないご遺体を、いかに早く遺族の方へ帰すことができるかは事前の準備がとても重要であることを学びました。歯科医師だけではなく、警察の方など、様々な方の協力のもと準備を行うことでスムーズな検案ができ、身元特定につながるということを以前起こった事故の例をもとにわかりやすく説明がありました。
歯牙検案は歯科医師にしかできない、身元特定にものすごく有効な手段です。いつでもできるように準備しておきたいと思っております。
もちろん何も起こらず、平和な毎日を過ごせることを祈っております(*^-^*)